「作曲してみたいけど、パソコンも楽器もない」「無料のアプリから試せないかな?」
スマホだけでも、短いメロディーや伴奏を作るところから始められます。初心者が選ぶときは、まずiPhoneかAndroidか、次に「音を自分で入力したいか」「用意されたフレーズを組み合わせたいか」で分けて考えましょう。
この記事では、GarageBand・Walk Band・Music Maker JAMの3つを、公式サイトとアプリストアの情報に基づいて紹介します。無料の範囲と、最初に試す操作も整理しますね。
2026年10月28日確認。対応OS・無料機能・広告・アプリ内購入の条件は、端末や版、地域によって変わる場合があります。導入時のストア表示とアプリ内の案内を確認してください。
初心者向けの作曲アプリは、端末と作り方で選ぼう
- iPhone・iPadで作曲を始める:GarageBand。楽器の音を鳴らす、ループを組み合わせる、録音する、といった入口があります。
- Androidで画面の楽器を演奏して重ねる:Walk Band。鍵盤やドラムなどの演奏・録音から試したい場合の候補です。
- iPhone・Androidで素材を組み合わせる:Music Maker JAM。ループを重ねて、曲の雰囲気や展開を作りたい場合の候補です。
「自分の鼻歌を音符にして残したい」のと、「ドラムやベースの素材を重ねて曲っぽくしたい」のでは、使いやすい入口も変わります。最初から一つのアプリですべてをやろうとしなくて大丈夫です。
無料で始められる作曲アプリ3選
1.GarageBand|iPhone・iPadで音を作る入口が多い
GarageBandはAppleが無料で提供する音楽制作アプリです。画面の楽器を演奏するTouch Instrumentや、ループを組み合わせるLive Loops、録音などに対応しています。
楽器を演奏したことがないなら、Live Loopsのテンプレートを鳴らすところから試せます。用意された音を重ねたり止めたりして、曲の変化を作る方法です。短い演奏を録音することもできます。
自分でメロディーを作りたくなったら、画面の鍵盤などで音を鳴らす方法へ進んでみましょう。公式のサウンドライブラリから追加できる無料素材もあります。
iPhone・iPad向けのアプリなので、Android用を探している方は次の候補へ。古い端末では対応OSや空き容量も確認してください。
無料の範囲:アプリ本体とAppleのサウンドライブラリは無料。外部の音源アプリを追加する場合は、それぞれの料金条件を確認します。
GarageBandをApp Storeで確認する
Apple公式:iOSのためのGarageBand
2.Walk Band|Androidで鍵盤やドラムを重ねてみたい人に
Walk Bandは、Android向けの楽器演奏・音楽制作アプリです。Google Playの開発元説明には、鍵盤・ギター・ベース・ドラム、MIDIや声の録音・編集、ピアノロール編集、MIDIからMP3への変換などが掲載されています。
まずは鍵盤で短いフレーズを録り、別の楽器を重ねる、という進め方を候補にできます。音符を入力して編集することと、画面の楽器をタップして演奏することの両方を試したい人向けの選択肢です。
無料の範囲:無料でインストールできますが、広告・アプリ内購入があります。公式掲載の機能すべてについて、無料・無制限で使えると保証するものではありません。
最初に短い録音を一つ作り、保存し、必要な形式で共有・書き出しができるか確認しましょう。作り込んでから制限に気づくのを防げます。
Walk BandをGoogle Playで確認する(開発元:Revontulet Soft)
3.Music Maker JAM|ループを組み合わせて曲の形を楽しむ
Music Maker JAMは、iPhone・iPadとAndroidで提供されている音楽制作アプリです。ドラムやベースなどのループを組み合わせ、曲の雰囲気や展開を作る使い方が中心です。
ゼロから音符を一つずつ考える前に、素材を重ねて「曲っぽくなる」感覚を試したい人の候補になります。自分の声を録音する機能も紹介されています。
無料の範囲:アプリ本体は無料ですが、追加素材や機能にアプリ内購入があり、有料のMusic Maker PROも用意されています。まずは無料と表示されている素材で、短いパターンを作ってみましょう。
すべての音色・編集機能が無料とは限りません。プロジェクトの保存と、音声として端末へ残す操作を最初に確認しておくと、続けやすくなります。
Music Maker JAMをApp Storeで確認する
Music Maker JAMをGoogle Playで確認する
Music Maker JAM公式FAQ:保存とバックアップなど
「無料」で選ぶときに確認したい4つのこと
- ダウンロード無料と、全機能無料を分ける:追加音源・編集・書き出しなど、使いたい機能の条件まで確認します。
- 保存と音声書き出しを区別する:編集し直すためのデータ保存と、聴くための音声ファイルの出力は別です。
- 体験期間が終わった後の条件を見る:無料体験から有料契約へ進む場合は、更新の条件も確認します。無料範囲だけを試すなら、契約が必要な操作を急ぐ必要はありません。
- 使う素材に追加購入が必要かを見る:曲を作り始める前に、無料で使える音を一つ選んでおきましょう。
「無料で一曲作れるか」を確かめるには、最初の作品を短くして、音を出す・保存する・書き出す、まで一度通してみるのがおすすめです。
初心者の最初の一歩:短いフレーズを残してみよう
iPhoneなら、GarageBandのLive Loopsを鳴らしてみる
まずはテンプレートを使う方法です。画面の表記や配置は、端末とアプリの版によって変わる場合があります。
- GarageBandのサウンドブラウザで「Live Loops」を選び、テンプレートを一つ開きます。
- マス目の「セル」をタップして、どんな音が入っているか聴きます。
- 別の楽器の行も鳴らし、重ねたときの変化を試します。
- 音を増やす・減らす流れを決めたら、録音ボタンを使って短い演奏を録ります。
最初は「全部のセルを鳴らす」より、少ない音から始めて、一つ加える、一つ止める、を試すと変化がわかりやすくなります。
Apple公式:Live Loopsセルを再生する
Apple公式:Live Loopsでの演奏を録音する
Androidなら、演奏かループかを先に決める
自分で音を選びたいならWalk Bandで鍵盤などを鳴らし、短いフレーズの録音から試します。最初は一つの楽器だけでOKです。
素材を組み合わせたいならMusic Maker JAMで、無料で使えるパックやループを選びます。ドラムに別の音を一つ重ねるところから、短いパターンを作ってみましょう。
どちらも、課金が必要な素材や機能へ進む前に、今の無料範囲で保存・出力まで試してください。短い音でも端末に残せたら、最初の一歩は十分です。
自分のメロディーを作りたくなったら
ループの組み合わせに慣れて、「自分で考えたメロディーも入れたい」と思ったら、短いフレーズから始めましょう。
- メロディー作りは「4回繰り返す」が基本:一つのフレーズを広げる方法。
- メロディーにコードを付ける4ステップ:伴奏の候補を音源で比較。
- 四つ打ちとは?音源と打ち込み方:ドラムの基本パターンを試す。
記事の作例と同じ画面でなくても、フレーズの繰り返しやコードの考え方は参考にできます。入力方法は、自分が使うアプリの説明に合わせてくださいね。
無料の作曲アプリについてよくある疑問
楽譜が読めなくても始められる?
ループを組み合わせたり、画面の楽器を鳴らしたりするところからなら始められます。自分で音を選びたくなったら、音名やリズムを少しずつ覚えていけば大丈夫です。
AIが自動で作曲してくれるアプリなの?
この記事の3つは、自分で演奏・入力したり、素材を組み合わせたりして制作するための候補です。「文章を入力するだけで完成曲を生成したい」という目的とは、選ぶ基準が異なります。
BandLabは無料の候補に入らない?
2026年10月23日付の公式案内では、一部地域でBandLab Studioの制作・編集にメンバーシップが必要になり、日本での変更にも言及されています。そのため、日本の読者が無条件に無料で制作できる候補としては挙げていません。
スマホとパソコン、どちらから始めるべき?
手元のスマホで短い曲を作ってみたいなら、そのまま試してOKです。細かい音符の編集や多くのトラックを扱いたくなったら、PCの大きな画面も候補になります。
PCで始めたい方は、無料の作曲ソフト4選:Windows・Mac別の選び方へ。機材や学び方も含めた準備全体は、作曲の始め方ガイドにまとめています。
最初は、一つのアプリで短い曲を作れればOK
iPhoneならGarageBand、Androidで楽器を重ねたいならWalk Band、ループを組み合わせたいならMusic Maker JAMが候補です。
まずは無料で使える音を一つ選び、短いフレーズや演奏を残してみましょう。最初から、音源も機材も有料プランも揃える必要はありません。
写真:Caught In Joy / Unsplash。本文は各アプリの公式案内・ストア掲載情報を基にした選び方ガイドです。