作曲の始め方 その27:簡単!「耳コピでコードもメロディーもわからない」を脱するための基礎

作曲の始め方 その27:「耳コピでコードもメロディーもわからない」を脱するための基礎
この記事では、耳コピできるようになるための基礎をご紹介しますね。

ただ、いきなりこんな事を書くとすごく萎えると思いますが……。

耳コピは作曲能力UPのために必須のスキルですが、一朝一夕ですぐ出来るようになる魔法はありません

つまり、地道なトレーニングが必要です。

でも地道にトレーニングすれば、

男性の顔

コードもメロディーもぜんぜんわからない……

という段階からちゃんと抜け出せます。

あきらめずにスキルを磨きましょう。

耳コピのやり方

考える女性

0:ネットで情報収集

ネットで検索すると、コード進行・BPM・キーなどの情報が手に入る場合があります。

最初のうちはネットで情報を集めてから始めた方が、挫折を防げます。

1:音色を似せる

まず、コピーしたい音色と似た音色を用意します。

ピアノならピアノ、アコギならアコギ、シンセのSUPER SAWならSUPER SAWなど。

歪んだギターやシンセなどは、歪み具合も可能な限り似せましょう。

音色が違うと、慣れないうちは合っているのかどうか判断が難しくなります。

2:ベースを聞いてルートを探る

おそらく、ここが最難関です。

だって、ベースがよく聞こえないことって、すごく多いですよね……。

まずは、ベースを1オクターブ(=半音12個)何度も順番に弾き、ベースの音を耳に馴染ませます。

次に、ベース(楽器・音色)、あるいはピアノ・ギター等を聞いて、ルートを探ります。

DAWで

  • センターの音だけ残して、左右の音をカット
  • EQで高音をカット
すると、聞こえやすくなる場合もあります。

ただし、ベースが常にルートを弾いているとは限りません。

ルートを弾いているっぽい個所(他より低音の箇所)を見つけましょう。

また、ピアノ・ギターなどはルートを省略していることも多いので要注意です。

1オクターブ=半音12個なので、12個試せば当たります

補足:ツールに頼るのもアリ

DTMが発達している今は、自力での耳コピにこだわる必要は少なくなって来ています。

たとえばZplane社の『deCoda』というプラグインは、数秒でコード・メロディ・曲構成を可視化してれくます。

楽天市場ZPLANE/DECODA【オンライン納品】【在庫あり】

deCodaには劣りますが、それなりに高性能な『DamRsn NeuralNote』という無料プラグインもあります。

耳を鍛えていくのは、作曲者として必須です。

でもコピー段階でつまづいていると、いつまで経っても作曲能力が上がりません。

耳コピサポートツールも上手に活用していきましょう。

3:メジャー・マイナーを聞き分ける

ルートがわかったら、次は「コードがメジャーっぽいか?マイナーっぽいか?」を聞きます。

普段から

  • メジャーコード
  • マイナーコード
  • (VIIm-5のような)-5のコード
を並べて鳴らして、違いを耳になじませましょう。

↓の音源は、C・Cm・Cm-5を順番に鳴らした例です。

メジャーともマイナーともちょっと違うとき

「Cメジャーっぽいけどちょっと違うなぁ」というような場合は、

  • まずは7thコード
  • 次に△7thコード
  • その他のテンションコードやsus4など
を検討します。

この辺も慣れなので、普段から耳に馴染ませておきましょう。

アコギの場合

アコギのローコードの場合、ボイシングの都合で、各コードが独特の聞こえ方をします。

そのため、ローコードの音を耳に馴染ませておくと早いです。

4:ベースとコードを聞いているうちに、キーとスケールが見えて来る

ベース・コードをいくつかコピーできたら、なんとなく「キーが何で、何々スケールかな?」というのが予測できます。

予測できたら、予測したキー・スケールに沿ってダイアトニックコードを試します。

ダイアトニックコードでしっくり来ない場合は、借用和音・一時転調を試します。

(「どんな借用和音・一時転調が使われるか?」も、コピーしているうちに予測できます)

5:メロディーを聞く

ここまで来たら、キー・スケールが予測できた状態です。

予測したキー・スケールに沿って、メロディーを一音ずつ拾っていきます。

次の記事では、作曲能力を鍛える方法をご紹介しますね。

作曲の始め方 その28:簡単!作曲能力を鍛えるためにやるべき2つのこと
この記事では「作曲の始め方 その28」として、作曲能力を鍛える方法を2つご紹介しています。

この記事のまとめ

耳コピは、いきなり出来るものではありません。

また、一朝一夕でできるようになる魔法もありません。

地道なトレーニングとコピー作業を繰り返すしか方法はありません。

とはいえ、DTMが発達した今は、自力での耳コピにこだわる必要は少なくなって来ています。

たとえばZplane社の『deCoda』というプラグインは、数秒でコード・メロディ・曲構成を可視化してれくます。

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deCodaには劣りますが、それなりに高性能な『DamRsn NeuralNote』という無料プラグインもあります。

耳を鍛えていくのは、作曲者として必須です。

でもコピー段階でつまづいていると、いつまで経っても作曲能力が上がりませんし、作曲の楽しさも体験できません。
(つまづきながら試行錯誤する体験も大切ではありますが……)

耳コピサポートツールも上手に活用していきましょう。

次の記事では、作曲能力を鍛える方法をご紹介しますね。

作曲の始め方 その28:簡単!作曲能力を鍛えるためにやるべき2つのこと
この記事では「作曲の始め方 その28」として、作曲能力を鍛える方法を2つご紹介しています。
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