作曲の始め方 その29:簡単!メロディーの作り方 初心者のためのコツ

作曲の始め方 その29:簡単!メロディーの作り方 初心者のためのコツ
この記事では

男性の顔

メロディーが作れない……

という初心者向けの方に向けて、メロディーの作り方のコツをご紹介しますね。

初心者向けのメロディーの作り方

初心者マークを持つ女性
これから説明する4つの手順を踏めば、初心者でも次々とステキなメロディーを生み出せます。

手順1:ある程度のジャンルを決める

  • バンド形式の爽やかロック
  • ハードなダンスミュージック
  • ピアノ+歌だけのシンプル構成のバラード
など、ざっくりとしたジャンル・イメージをお好みで決めます。

今回は例として、ちょっと切ない感じのEDMにしてみます。

つまり、ちょっと切ないコード進行・4つ打ちドラム・シンセでいきます。

手順2:コード進行を選ぶ

選んだジャンルに合わせて、コード進行を(自分で作るのではなく)定番進行や既存曲から選びます

たとえば爽やかロックを作りたいなら、

  • 「爽やかロック コード進行」と検索して、紹介されているコード進行
  • 目指している曲のコード進行
をいくつか聞いてみて、気に入ったものを選びましょう。

ここでは例として、有名は6451(キー=CでAm F G C)を選んでみます。

※その他「エモいコード進行」「哀しいコード進行」「おしゃれなコード進行」など、それぞれの感情に定番のコード進行があります。

※有名なコード進行はそのまま使ってもOKです。コード進行に著作権は認められていなので、そのまま使っても問題ありません。

手順3:メロディーのリズムを参考にする

なんとなく頭の中に残っている曲のメロディーの”リズムだけ”を書き出してみます。

今回は例が6451(キー=CでAm F G C)なので、各コードのルートでリズムを表したのが↓の音源です。

メロディーのリズム
最初の4音は、前の小節から始まっています。(C)⇒Am⇒F⇒G⇒C
(クリックで拡大)

※メロディーのリズムに注目する時、メロディーのリズム自体には著作権はありません。そのため、メロディーのリズムだけを参考にするのは問題ありません。

※ただし、同じ曲のコード進行+メロディーのリズムは、影響度がかなり高くなります。そのため、コード進行とリズムはかならず別の曲を参考にします

手順4:メロディーの完成

コードAm・F・Gの部分を、それぞれの3度の音(C・A・B)に移動させてみます。

メロディーのリズム2
(クリックで拡大)

以前の記事で解説した要素を考えながら、各音の高さを変えます。

メロディーのサンプル
(クリックで拡大)

1:駆け上がり

最初の4音は、駆け上がることで「これから盛り上がるよ!」を演出。

2:跳躍進行で始める

コードAmの構成音であるA⇒Eと5度という跳躍進行で、インパクトを演出。

3:コール&レスポンス

前半の最後が下降して終わっているので、後半の最後は上がって終わっています。

また、最後の音はキーである音Cで終わっています。

歌メロ以外のパートをそれっぽく仮組したのが↓の音源です。

この記事のまとめ

メロディー作りは

  1. ジャンル・イメージを決める
  2. コード進行を選ぶ
  3. 既存曲のリズムを参考にして、コードの3度の音で並べる
  4. 「跳躍進行」「コール&レスポンス」といったメロディーの要素を考えながら上下させる
という手順で進めれば、初心者でもステキなメロディーを次々と作れます。

「それは創作活動なのか?」「せっかく趣味としてやってるのに、そこ手抜きしてどうする……」という意見もありますし、その気持ちもすごくわかります。

でも初心者の方は、まずは曲の完成までいかないと楽しくないし、楽しくないと続かないですよね。

今回ご紹介した手順でたくさんのメロディーを作っていれば、やがて他の人の作品を参考にしなくても、自力で作れるようになります。

そのための修行方法だと考えれば、効率の良い方法だと思います。

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