この記事では

「メロディーが作れない……」
という初心者向けの方に向けて、メロディーの作り方のコツをご紹介しますね。
初心者向けのメロディーの作り方
これから説明する4つの手順を踏めば、初心者でも次々とステキなメロディーを生み出せます。
手順1:ある程度のジャンルを決める
- バンド形式の爽やかロック
- ハードなダンスミュージック
- ピアノ+歌だけのシンプル構成のバラード
今回は例として、ちょっと切ない感じのEDMにしてみます。
つまり、ちょっと切ないコード進行・4つ打ちドラム・シンセでいきます。
手順2:コード進行を選ぶ
選んだジャンルに合わせて、コード進行を(自分で作るのではなく)定番進行や既存曲から選びます。
たとえば爽やかロックを作りたいなら、
- 「爽やかロック コード進行」と検索して、紹介されているコード進行
- 目指している曲のコード進行
ここでは例として、有名は6451(キー=CでAm F G C)を選んでみます。
※その他「エモいコード進行」「哀しいコード進行」「おしゃれなコード進行」など、それぞれの感情に定番のコード進行があります。
※有名なコード進行はそのまま使ってもOKです。コード進行に著作権は認められていなので、そのまま使っても問題ありません。
手順3:メロディーのリズムを参考にする
なんとなく頭の中に残っている曲のメロディーの”リズムだけ”を書き出してみます。
今回は例が6451(キー=CでAm F G C)なので、各コードのルートでリズムを表したのが↓の音源です。
最初の4音は、前の小節から始まっています。(C)⇒Am⇒F⇒G⇒C
(クリックで拡大)
※メロディーのリズムに注目する時、メロディーのリズム自体には著作権はありません。そのため、メロディーのリズムだけを参考にするのは問題ありません。
※ただし、同じ曲のコード進行+メロディーのリズムは、影響度がかなり高くなります。そのため、コード進行とリズムはかならず別の曲を参考にします。
手順4:メロディーの完成
コードAm・F・Gの部分を、それぞれの3度の音(C・A・B)に移動させてみます。
以前の記事で解説した要素を考えながら、各音の高さを変えます。
1:駆け上がり
最初の4音は、駆け上がることで「これから盛り上がるよ!」を演出。
2:跳躍進行で始める
コードAmの構成音であるA⇒Eと5度という跳躍進行で、インパクトを演出。
3:コール&レスポンス
前半の最後が下降して終わっているので、後半の最後は上がって終わっています。
また、最後の音はキーである音Cで終わっています。
メロディーの作り方 「4回繰り返す」が基本
歌メロ以外のパートをそれっぽく仮組したのが↓の音源です。
この記事のまとめ
メロディー作りは
- ジャンル・イメージを決める
- コード進行を選ぶ
- 既存曲のリズムを参考にして、コードの3度の音で並べる
- 「跳躍進行」「コール&レスポンス」といったメロディーの要素を考えながら上下させる
「それは創作活動なのか?」「せっかく趣味としてやってるのに、そこ手抜きしてどうする……」という意見もありますし、その気持ちもすごくわかります。
でも初心者の方は、まずは曲の完成までいかないと楽しくないし、楽しくないと続かないですよね。
今回ご紹介した手順でたくさんのメロディーを作っていれば、やがて他の人の作品を参考にしなくても、自力で作れるようになります。
そのための修行方法だと考えれば、効率の良い方法だと思います。