作曲の始め方 その21:簡単!ドラムセットの名称・役割

作曲の始め方 その21:簡単!ドラムセットの名称・役割

この記事では、ドラムセットの名称と役割をご紹介しますね。

ドラムセットの構成

ドラムのセッティングをする女性
最初に、ドラムセットの構成と役割をご紹介しますね。

ハイハット

ハイハット
もっとも基本となるシンバルで、リズムを刻むのに使います。

主に右手で叩きます。

貝のように2枚合わせた構造になっていて、足で開閉の操作ができて、演奏中に開閉して音を変えられるのが特徴です。

開閉は、それぞれハイハット・オープン(open)、ハイハット・クローズ(closed)と呼ばれます。

また、他にも

  • ハーフオープン(微妙にオープンして、オープン・クローズの中間の音)
  • 叩かないで、足で閉じるだけ
なんていうのもあります。

ハイハットオープン

ハイハット・クローズ

ドラム全体に言えることですが、とくにハイハットは奏法(叩き方・叩く場所など)が多彩で、奏法によって音がだいぶ変わります。

こればっかりは、少しずつでもドラムの勉強をするしかないです……。

でもそんな事してたら作曲がぜんぜん進まないので、最初のうちは奏法のことは気にせず、ドラム音源のハイハットの中から、しっくり来るものを選びましょう。

スネア

スネアドラム

メインとなる太鼓で、主に左手で叩きます。

スネアにもいろんな叩き方がありますが、最初のうちは↓の3つだけ気にすればOKです。

・オープンリムショット
力強い音。真ん中とフチの金属の部分を同時に叩く。

・オープン・ヒット
基本。真中を叩く。

・シャロー・ヒット
今後解説する”ゴーストノート”等で使う。真ん中からズレた場所~端を叩く。

↓の音源は、上記3つを順番に叩いた例です。

バスドラム

バスドラム
一番大きな太鼓で、足でペダルを踏んで鳴らします。

バスドラとかキックと呼ばれるのが一般的で、たまに「ベードラ」と呼ぶ人もいます。

タム(タムタム)

タム
主に、パートの切り替わり時などのフィルイン(いわゆる”おかず”)に使われる太鼓です。

通常、音の高さが異なる複数のタムを並べます。
(人によりますが、多い人はすごくたくさん)

タムにも、オープンリムショットとオープンヒット等があります。

クラッシュ・シンバル

クラッシュ・シンバル
ハイハットはリズムを刻むためのシンバルですが、クラッシュはアクセントをつけるために使われます。

(たとえば場面転換時や、次のパートに入った時の最初など)

人によりますが、1枚だけの人もいれば、何枚もたくさん並べて使いわける人もいます。

ライドシンバル

ライドシンバル
ハイハットと同じく、リズムを刻むために使われるシンバルです。

ライドも、1枚だけの人もいれば、何枚も並べる人もいます。

次の記事では、8ビートのドラムの打ち込みについて解説しますね。

作曲の始め方 その22:簡単!8ビート ドラムの打ち込み
この記事では「作曲の始め方 その21」として、8ビートのドラムの打ち込みについて解説しています。

この記事のまとめ

  • ハイハット(メインのシンバル。リズムを刻む。オープン・クローズで音が違い、使いわける)
  • スネア(メインの太鼓。「普通のオープンヒット」と「力強いオープンリムショット」を使いわける)
  • バスドラム(足でペダルを踏んで鳴らす太鼓。バスドラ、キックと呼ばれる。低音担当)
  • タム(音の高さが違うタムを複数並べるのが一般的。主にフィルインで使われる)
  • クラッシュ・シンバル(場面転換時やパートの頭などで、アクセントをつけるのに使う)
  • ライド・シンバル(リズムを刻むのに使う)

ドラムは奏法(叩く場所・叩き方など)が多彩で、それぞれに名前がついていて、音も大きく変わります。

ドラムの勉強をしてたらキリがなくて作曲が進みませんが、YOUTUBEでドラム初心者向けの動画を小まめに観るなどして、知識をつけていく必要があります。

(他の楽器も同じですが……)

次の記事では、8ビートのドラムの打ち込みについて解説しますね。

作曲の始め方 その22:簡単!8ビート ドラムの打ち込み
この記事では「作曲の始め方 その21」として、8ビートのドラムの打ち込みについて解説しています。
タイトルとURLをコピーしました