作曲の始め方 その6:簡単!コードの基礎2 ディグリーネーム

作曲の始め方 その6:簡単!コードの基礎2 ディグリーネーム
この記事では、作曲する際に必要となる「ディグリーネーム」について解説しますね。

ディグリーネームは、度数をローマ数字で表したもの

Cメジャースケールの度数
(クリックで拡大)

前回の記事では、スケールの各音を1度・2度・3度~~と呼ぶことをご紹介しました。

度数をローマ数字で表すのがディグリーネームです。
度数とディグリーネーム

コードに使うと、音名をディグリーネームに置き換え、↓のようになります。
Cメジャースケールのコードのディグリーネーム

「スケールの何番目の音をルートとする、どんな構成音のコードか?」が一目でわかります。

たとえばIIIm7は「スケールの3度の音がルートで、マイナーで短7度」です。

ディグリーネームを使う意味は?

各コードには、度数によって機能(特性)があります。(今後説明します)

そして各コードの機能は、キーが変わっても変わりません。

たとえば

  • CメジャースケールのIIm7(Dm7)
  • DメジャースケールのIIm7(Em7)
  • EメジャースケールのIIm7(F#m7)
などは、すべて同じ機能を持ちます。(他のコードも同様です)

そのため、「CメジャースケールのDm7は~~」という面倒くさい言い方をしなくても、「IIm7は~~」と簡潔に言います。

読み方は?

I△7:1度メジャーセブンス
IIm7:2度マイナーセブンス
IIIm7:3度マイナーセブンス
IV△7:4度メジャーセブンス
V7:5度セブンス
VIm7:6度マイナーセブンス
VIIm7-5:7度マイナーセブンスフラットフィフス

マイナーキーでのディグリーネーム

音楽の理論的な話では、メジャースケールを元に考えます。

それを踏まえて、CメジャースケールとCナチュラルマイナースケールを比較してみます。
CメジャースケールとCナチュラルマイナースケールの比較

ナチュラルマイナーは、3度・6度・7度が半音低いのがわかります。

そのため、「メジャースケールの音と比べて半音低い」という意味を表すため、↓のように♭を使って書きます。
"Cナチュラルマイナーのディグリーネーム

次の記事では、各コードの機能について解説しますね。

作曲の始め方 その7:簡単!コードの機能
この記事では「作曲の始め方 その7」として、コード進行の土台となる、各コードが持つ機能について解説しています。簡単なので、ぜひ参考にして身につけてくださいね。
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